胃カメラ（上部消化管内視鏡検査）
食道・胃・十二指腸病変のスクリーニングにはとても細い内視鏡GIF-1200N、ヘリコバクター・ピロリ菌現感染・既感染例や検診異常例、胃癌治療後症例には通常径のGIF-H290Zを使用し、小さな消化器がんの発見の診断に全力を尽くします。とても細い径の内視鏡GIF-1200Nを用いる場合には、口からの挿入または鼻からの挿入どちらからのアプローチも可能です。
※ただし、車での来院で鎮静剤を使用できないケースでは、無鎮静下での経口または経鼻アプローチも可能ですので相談下さい。
・以下の症状のある方
- 喉のつまり感
- 胸やけ
- 食後の胃もたれ
- 上腹部痛
- 黒色便
- 食思不振
- 体重減少など
・健診でピロリ菌がいるといわれた方
・胃透視で萎縮性胃炎があるといわれた方 など
現在、早期胃がんの中でも、より早期の状態である粘膜内がんは、殆どが胃を切除しなくとも内視鏡的治療で根治できる時代です。そのためにも定期的な内視鏡検査と早期発見がとても大切になります。40 歳をこえてきたらぜひ一度検査をお勧めします。
胃カメラの注意点
検査前日
- 前日の夕食はできるだけ軽め早めに済ませてください。
- アルコールは控えてください。
- 午後９時を過ぎたら飲食をしないでください。
検査当日
- 検査が終わるまで飲食、喫煙をしないででください。
- うがいは問題ありません。
- 朝に降圧薬を内服している方は、通常どおり内服してきて下さい。検査時の異常な血圧上昇を防ぎます。
- 糖尿病でインスリンや経口血糖降下薬を内服している方は、低血糖予防のため、当日朝からのインスリンと経口血糖降下薬を中止してください。
- 鎮静剤を使用する場合はお車の運転は控えてください。
検査当日の流れ
受付に診察券、保険証、お薬手帳、健診結果、紹介状等をご提出ください。問診を行い、医師による診察を受けていただき、検査同意書を頂きます。
前処置として胃の中をきれいにする消泡剤入りの液体を飲みます。
左向きでベッドに横になり、マウスピースをくわえます。鎮静剤を注射し、眠っている間に内視鏡検査を行います。検査時間は５分前後です。
生体モニターをつけ呼吸や心拍など全身状態をチェックしていますので、安全に検査を受けていただくことが可能です。
※鎮静剤を希望されない方は無鎮静下での口または鼻からの検査も行っております。
内視鏡検査後、眠った状態で検査ベッドのままリカバリースペースへ移動し、１時間ほどお休みいただきます。
しっかり目が覚めた後に撮影した内視鏡画像を見ながら、内視鏡検査のくわしい結果、治療の必要性、次回検査までの期間や生活上の注意点など詳しくご説明させていただきます。
胃カメラ料金表
| 保険種別 | ３割負担 | １割負担 | ||
|---|---|---|---|---|
| 初診 | 再診 | 初診 | 再診 | |
| 上部内視鏡 (観察のみ) | ￥4,300〜 | ￥3,700〜 | ￥1,400〜 | ￥1,200〜 |
| 上部内視鏡 (ウレアーゼ含む) | ￥5,800〜 | ￥5,100〜 | ￥1,900〜 | ￥1,700〜 |
| 上部内視鏡 (生検) | ￥8,200〜 | ￥7,600〜 | ￥2,700〜 | ￥2,500〜 |
※価格は税込です。初診料や点滴・鎮静剤などの料金は上記に含まれません。